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「二足す二は?」
感情に欠けたやわらかい女性の声に起こされた起こされた主人公
「ほろいれるれ」
返事をしようと声を出すが、うまく言葉が出ない。
体は上手く動かせないし、ぼくが誰かもわからない
目覚め
病室のような部屋で起こされたぼく
体にはたくさんの管
ここはどこなのか
なぜぼくはここにいるのか
フォンに届いてる謎のメールから自分が何をしていたのかを思い出すべく、謎の部屋を探索し始めた…
ここはどこか ぼくはなにをしていたのか
謎の部屋は宇宙船だった
近くには太陽のような惑星
船内を探索していくうちに記憶が断片的に戻り、ぼくが地球を救うという任務でロボットと旅をしていることを知る
本作の魅力について
SF小説を読むのはなんと初めてでした
SFについて何の知識もない私は読み進むにつれて、本作の面白さ・魅力に引き込まれていきました
記憶喪失の主人公 ぼくは誰でなぜこんなところにいるのか
そんな謎だらけの状況から記憶を取り戻しつつ、広い宇宙で一人きり(ロボット付き)の冒険はどんな本を読んでいようが関係なしのわくわくと新体験をさせてくれました
物語の設定
SFというものの、主人公のストーリーを重視した物語と記憶が半端に戻った謎が残った状態での新たな出会いはミステリーや冒険小説につながる物があるのではないかとおもいます
ロボットを従えつつ、宇宙船の目的と「ぼく」は誰なのかを探っていくにつれて現れる真実と物語の壮大さは、SFを知る第一歩としてとても読みやすく
早く次を読みたい!
と思いながらページをめくる時間が楽しかったです
読みやすさと壮大さの融合
本作では、専門用語が多く登場し何を言ってるのかわからないような場面がありました。
ですがそんなことは関係ないとすぐにわかります
どれだけ専門用語を使用しようと直感でわかるようなネーミングと何のために何をするのかという目的がはっきりしているので 今は何をしているところなんだ? となることが全くありませんでした
未知との遭遇と下巻への欲求
物語中盤、主人公は未知との遭遇を果たします
これは(詳しくは本作にて)知識欲求と好奇心旺盛な主人公と私達読者にとってとても心を動かされた出会いであり、物語の進行に大きく影響を与えたターニングポイントになります
遭遇からは未知との交流を軸に物語が進み、「この生物?は敵か」「彼(彼女?)は何を知っているのか」など未知から未知の連続が主人公と未知生物の探究心から答えを少しずつ得ていき、新たな冒険が始まる…
といった具合に話が急展開を迎えます
未知生物は独自の技術力を持っており、交流をしていく中で彼が私の船に来訪することに…下巻につづく
とここでまさかの上巻ー終ー
はやく続きを読ませてくれ(まだ届いてない)
総括
SFについて と聞いて、私に理解できるのかな と思ってましたが全然楽しく読めました!
それどころか続きを早く!と求めてしまうほど惹きつけられるストーリー
ネタバレなしで紹介しようとしましたが、これじゃ全然伝わらないですよね…
ぜひ本作を手にとって読んでください
そして私と語り合いましょう (下巻すぐに読みますので)
それでは
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